UD出前授業・大分市立丹生小学校編
UD出前授業、第6回目の報告です。
今回は10月25日(木)に大分市立丹生小学校へ行ってきました!
今回の対象は3年生32名・4年生31名、計63名の生徒さんとユニバーサルデザインについて勉強してきました。
丹生小学校の生徒さんたちの第一印象は人懐っこいという印象でした。
いつも通り、まずは大分県地域福祉推進室の山田さんからパワーポイントを使って
「ユニバーサルデザインとは?」を説明してもらいました。
続いて、センタースタッフの担当時間となりました。
まずは、質問から・・・
「実は、みんなの目の前に、私にとってのバリアがあります。さて、どこでしょう?」
生徒さん達は目を丸くしながら、「どこ?」って顔をしながら一生懸命に探しています。
先生方は分かった様子でニコニコしながら生徒さん達を見つめています。
何人かの生徒さんが答えてくれた後に答えの発表です。
答えは「机の下の荷物置きのバー」でした。
私が机に着くと、「あ~~~!」と声をあげて納得の顔の生徒さん達。
身近にあるバリアに驚いた様子でした。
その後、DVDを使って障害者用の福祉車両などについての説明をしました。
続いて、障がいのある私たちの普段の生活についての質問コーナーになりました。
「車はどうやって運転するの?」
「お風呂はどうやって入るの?」
「寝る時はどうしていますか?」
「トイレはどうしているのですか?」
「着替えはどうしていますか?」
などなど・・・次々に質問が出てきて、あっという間に休憩の時間になりました。
休憩が終わると、後半はリフト車への体験乗車とUD文具説明、
UDクロスワードパズルの3班に分かれて、交代で体験型の授業です。
今回も当センターから、リフト付きの福祉車両を小学校に持ち込み
実際に車椅子に乗って、リフト車への体験乗車をしてもらいました。
各班4名ずつ、12名の生徒さんが体験乗車をしました。
体験乗車した生徒さんは、リフト車を見たことはあっても乗るのは初めてで
緊張しながらも、他の生徒さん達に感想を教えてあげていました。
最後は生徒さんたちに、体験用の車椅子を一人ずつ持ち上げてもらって終了になりました。
終了後、帰り支度をしていると2人の女の子が
「今日はありがとうございました!」と、握手をしてくれました。
こういう瞬間は本当に来て良かったなぁと思える時で、
携帯や、パソコンの中では味わえないコミュニケーションですね。
こういった経験を若手スタッフにもたくさんして欲しいですし、
もっと分かりやすく楽しい授業を目指して、
今後もこのUD出前授業に取り組んで行きたいと思います。
担当:福田
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