12月10日(火)に日田市立咸宜小学校へUD出前授業に行ってきました!
今回の対象は4年生101人だったのですが、みんなとても元気でした。
びっくりしたのは、最初に先生の号令で正座をする事でした。
最近、あまり見かけないのでとても新鮮で、こちらまで姿勢がシャキッとする感じが心地よかったです。
また今回、「飛び出せ!公務員プロジェクト」の一環で、
県民活動支援室の吉村さんも参加され、お手伝いをしていただきました。
このブログ記事に使われている写真は、吉村さんが撮影されたものです。
さて、肝心の授業の内容ですが・・・
まずは、西部保健所の栗木さんからパワーポイントを使って「ユニバーサルデザインとは?」
という説明がありました。
普段の授業で「バリアフリー」については学習されているようで、
生徒さんからの質問も多く、「よく勉強しているなぁ」という印象を受けました。
続いて私が、身障者の自家用車への乗降車の様子をDVDで説明し、
日常生活の様子についての質問コーナーになりました。
車の運転方法や、入浴方法、そして初めて聞かれましたが・・・
「もし身体が動いたら一番最初に何がしたいですか?」
この質問は、障がいを持って29年間誰にも聞かれたことが無かったので
戸惑ってしまいましたが、「とりあえず、走りたいかな~」って答えました。
休憩をはさんで、3グループに分かれて体験学習へ!
おなじみの、福祉車両を使っての体験乗車です。
各グループ2人ずつに体験をしてもらったのですが、
生徒さんたちの反応がいい! 機械の操作をしたスタッフも顔が緩みっぱなしでした。
やはり子供はかわいいですねぇ~
ここでちょっとした出来事が・・・
ちょうど下校途中の低学年の生徒さんたちが、興味深そうに遠くから見てたので
「おいで~」って声をかけると、嬉しそうに横から見ていました。
その後、1人ずつ車いすを持ち上げてもらって体験学習を終了しました。
こんな風に色んな人たちに興味を持ってもらえるUD出前授業が私は大好きです。
いつかこの生徒さんたちが大人になった時、この授業を思い出して
誰かを助けたり、助けられたりといった、「心のユニバーサルデザイン」を
実践して行ってくれたらいいなぁと思いますし、これからもこのような活動を通じて
誰もが安心して暮らせる社会づくりに貢献できればと思っています。