【レポート】ピアカウンセリング公開講座

自立支援センターおおいた

2010年06月01日 16:30

平成22年5月29日(土)に「ピアカウンセリング公開講座」
別府市の「サザンクロス」で開催されました。

今回、外部参加の障がい当事者5名を含む 計21名の皆さんに集まっていただきました。

今回、講座のリーダーをスタッフの五反田が務め
講座中は、会場内で輪になってリーダーの話に集中していました。

まず、2人1組のペアになって自分のことを相手に紹介してもらう「他己紹介」を行い
和やかな雰囲気で講座がスタートしました。


「ピアカウンセリングとは?」の部分では、ピア仲間であるといった基本的な所から
ピアカウンセリング中の決まり、自立生活プログラムについてや
ピアカウンセリングと相談業務の違いについてなどが
色々な事例を交えながらリーダーから説明がありました。

次に、ピアカウンセリングの大事な部分である、「感情」についての説明があり
今回はポジティブな感情についてペアになってセッションを行いました。

やはり、ポジティブな感情を表に出している時の皆さんの表情はいいですね



その後、「ネガティブな感情を出せるようになることも大切」という説明を受けた後に
「エンパワメント」についての説明がサブリーダーの方からありました。

途中、質問を受け付けている時に参加者の方から

「自分は話すのが苦手ですが・・・」

といったお話があったのですが、実はこれが


「自分のことを自分の言葉で表現する」


といったエンパワメントの基本なんですね。

誰かに強制されて喋るのではなく
自分の意思で自分のことを表現できるようになることが
ピアカウンセリングでは重要になってきます。

その後、15分ほどの休憩をはさんで、「権利の熱気球」というゲームを行いました。
これは10枚のカードに、それぞれ何かしらの「権利」が書いてあるものを
取捨選択していくゲームです。



時間の都合で、それぞれが10枚の順番を決めるところまでしか出来ませんでしたが
それぞれが「権利」というものについて考える時間になったようです。


最後に、講座の感想と今後1年の目標を発表し、記念撮影をして講座は終了しました。

もっと話をしたい方、色々な方の考え方に感銘を受けた方などそれぞれでしたが
今後も参加したいと言う方も多く、今回も無事に成功したと言っていいのではないでしょうか。

初の講座リーダーの五反田も堂々としていて、評判が良かったようです

今後もこのような講座を随時、開催していきますので、皆さん奮って参加してくださいね。


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