【レポート】JIL九州ブロック総会が行われました。

自立支援センターおおいた

2010年10月28日 11:26

10月23~25日にかけて、JIL(全国自立生活センター協議会)の
九州ブロック総会が行われました。
当日は、JIL本部の方と沖縄を含む九州各県から
約100名の当事者団体の皆さんが参加されました。



1日目は別府市社会福祉会館・多目的広場で行われました。

まず、自立支援の事例報告発表が各団体からあり、

「成功事例・失敗事例の発表をもとに
それぞれの課題解決に向けてみんなで話しあおう!」

という事で、質疑応答が行われました。



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そして夜は、5つのグループに分かれて、別府の街での交流会となりました。
各グループともに、それぞれ盛り上がった様で
遅くまで交流を深めることができたようです。




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2日目はふれあい広場・サザンクロスで行われました。


この日はまず、他県の差別禁止条例制定に向けた取り組みの
実践報告が行われました。

条例の必要性はわかっても、実際、制定に向けてどう動いていけばよいのか?
いろいろな団体とのネットワークのつくり方、事務局機能、活動予算は?
そういった諸問題を含めた報告を

兵庫県の場合として佐藤聡さん(メインストリーム協会)に
沖縄県の場合として長位鈴子さん
(沖縄県自立生活センターイルカ)のお二人に報告していただきました。






昼休憩をはさんでリレートーク
「差別体験を語り合おう」協力:福祉フォーラムIN別杵速見実行委員会
に移りました。

まず、福祉フォーラムIN別杵速見実行委員長の大林様よりご挨拶がありました。



続いて、障害当事者・家族、様々な方から直接差別・間接差別・合理的配慮
の欠如など、障害を理由に日常生活で受けた差別体験の話を聞き
参加者全員で差別の形を確認しようという事で
4人の方から差別体験の発表がありました。


最後に大分県での差別禁止条例制定に向けて
なぜ、障害者差別禁止条例が必要なのか?
障害者権利条約の中身、障害とは何か?など全国の状況をまじえて
講師の佐藤聡さん(メインストリーム協会)に分りやすく
説明をしていただきました。

3日目はフィールドワークとして、希望者による
大分県の自立生活センター訪問が行われました。

訪問先として、自立支援センターおおいた、
自立生活センターぐっどらいふ大分が選ばれ
当センターにも各団体の皆さんが来訪されました。


およそ3日間にわたって行われたJIL九州ブロックの学習会&交流会でしたが、
各団体が抱える課題の共有と、九州ブロック内の結束を固める
良いきっかけになったのではないかと思います。

今後はこの学習会で共有した課題の解決と
大分での「差別禁止条例」早期制定に向けて
活動を続けていきたいと思っています。

皆さんのご協力を宜しくお願いします。

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