Qサポネットに行ってきました(^^♪

自立支援センターおおいた

2011年11月22日 16:36

11月19日(土) 【地域と交通をサポートするネットワークin Kyushu(通称Qサポネット)】
へスタッフ4人で参加して来ました。

このQサポネットとは、『交通をきっかけとした持続可能な地域づくりの支援』を目的とし、
交通に関する問題を明らかにして、どう解決するかを考えようとすると同時に、参画する当事者がこういった問題を解決するために役立ちたい・役立つ人になることを目指し、発足した組織だそうです。

これまでは、福岡で行われていたようですが、今回は大分市で初の地方開催!

福祉フォーラムでご一緒に活動をさせて頂いているHさんよりお誘いを受けての参加です。

開催場所となった大分市役所での参加人数は、約80名ほどで関心の高さが伺えました。
そしてその中で障がい当事者が5名の参加です。障がい当事者が参加したのは初めてだそうです。



まず、基調講演として【テーマ】身近な地域で生活できるための地域交通のありかたとは?
と題し、話題提供と問題提起を大分県と大分市よりありました。

大分県の課題として、空港・フェリー・鉄道・高速バスという広域交通ネットワークは
一定程度形成されていますが、公共交通を取り巻く環境は現状厳しいそうです。
それには、利用者数の減少や行政の支援不足という環境がありました。

大分県としても補助制度や調査事業、市町村との意見交換会、研修などを実施しているようですが、大分市を除いて交通担当課がないそうで、ほとんどの市町村では専従者もいない状況だそうです。

車生活に慣れ親しんでいる大分、P&R(パーク&ライト)駐車場の利用やめじろんnimocaを支払いだけでなく買い物でもポイントがつく店舗の開拓など、3年後の大分市駅ビル整備までに新たな取り組みで、公共交通機関の利用増加が期待されると良いなぁと思いました。

大分市からは大分市における「ふれあいタクシー運行事業」及び「新コミュニティ交通運行実証実験事業」
についてでした。



ふれあいタクシーとは最寄りのバス停から1.5km以上離れている地域に対して各ルート最大週2日まで、1日1往復予約制で行われるそうです。

平成23年4月1日からは大分市内に1ヶ月以上住所を有する70歳以上の方を対象に「ワンコインバス事業が導入されています。

アンケートで利用されている方の声を聞きながら、運行の見直しも行われています。

新しいコミュニティ交通運行実証実験としてスクールバスとの統合、地区の交通や生活の拠点となるバス停に接続することで利便性や効率的な交通の提供を図る等の方針が挙げられています。

また、今後の展開として地元(特に利用者)との協働によりサービス水準の設定と継続的・定期的な運行計画の策定と公共交通に対しての運行に対する理解・地域の盛り上げという案を出されていました。

過疎地域には交通弱者と呼ばれる高齢者が多くいらっしゃいます。
しかし、財政などの理由により交通網を打ち切られるのも過疎地域です。
ニーズに沿ったコミュニティバスの運行で一人でも多くの方に利用して頂く取り組みになったら良いなと思いました。



長くなったのでその2へ続く・・・・・。

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