「障害者総合福祉法学習会」開催!

自立支援センターおおいた

2012年01月20日 16:44

平成24年1月15日(日)14:30~17:00まで別府市社会福祉会館大広間にて、
「障害者総合福祉法勉強会」が開催されました。





日曜日にも関わらず障がい当事者・福祉関係者を含めて50~60名超の参加があり
「障害者総合福祉法」への皆さんの関心の深さが伺えました。



まず最初に、講師にヒューマンネットワーク熊本の野本義彦さんをお迎えして
『障害者総合福祉法の実現を!障害者総合福祉法の骨格に関する学習』
をテーマとして基調講演が行なわれました。

パワーポイントの資料を用いながらの野本さんの説明は、大変わかりやすく
「障害者総合福祉法」においての骨格提言や、基礎となった2つの指針の「障害
者権利条約」と「基本合意文書」について丁寧に解りやすく、話して頂きました。







「障害者総合福祉法」が目指すべきの6つのポイントは

(1)障害のない市民との平等と公平

(2)谷間や空白の解消

(3)格差の是正

(4)放置できない社会問題の解決

(5)本人のニーズにあった支援サービス

(6)安定した予算の確保


興味深いのは、総合福祉部会で「総合福祉法の骨格に関する総合福祉部会の提言」
が取りまとめられましたが、この提言はそのまま、「総合福祉法」に直結するのでは無
いという事でした。

私たち自身も、この法案の行く末をきちんと見守らなければならないということ、
そして、声を挙げ続けていかなければならないということです。



後半には、質疑応答の時間があり、その中では、

「現在の国の財政難の中で本当に利用者負担の原則無料化がなされるのか?」

「自立支援法から総合福祉法になると具体的にどのように変わるのか?」

等の活発な意見が飛び交っていました。







 私達の事を私達抜きで決める事の無いように、この「障害者総合福祉法学習会」
で学んだ事を広めていかなければいけないと思いました。

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