オープン前の「県立美術館」にUD潜入調査しました☆

自立支援センターおおいた

2014年10月22日 16:28

平成26年10月16日(木)

芸術文化ゾーン ユニバーサルデザイン調査

自立支援センターおおいた参加スタッフ
神田・折田・脇村・橋場



平成27年4月24日の新県立美術館(OPAM)開館にあたり、外部・内部・周辺地域を太陽の家・視覚障害団体・聴覚障害団体・子育てサイトnaana・自立支援センターおおいた(4名)、設計者、施工管理会社、県職員、約60名と合同で県民が利用しやすい施設とする為にユニバーサルデザイン調査に参加してきました。

当センターのユニバーサルデザイン調査の割り当て場所は、
Iichiko総合文化センターから県立美術館に向かう通路(スロープ)と美術館内部(駐車場含む)を
調査してきました。


まずは、参加者(約60名)全員で、新県立美術館の平面図・周辺地図を見ながら、
今回のユニバーサルデザイン点検箇所と内容を確認。



いよいよ、ユニバーサルデザイン調査スタートです!!

iichiko総合文化センター(NHK前)から
長い60mスロープの連絡通路に説明を聞きながら渡りました。



1/30 勾配の緩やかなスロープではあるのですが…60mの自走できキツイです。
休憩しつつ渡りました。

ガラス張りで周りの景色が良く見えます。
雨の日でも濡れずに移動できる屋根付き連絡通路はありがたいです。

オープン前の美術館に入れるなんて、ワクワクしながらの調査です♪



新美術館は、有名な設計士によるモダンで明るい開放感のあるガラス張り☆

2階にはカフェができるそうです。 楽しみですね~♪



館内のエレベーター。
車椅子ユーザーが何人乗れるか等をチェックしました。
エレベーターもガラス張りです。

全てがシンプルモダンな造りで、素敵です☆



1階正面玄関付近。
館内の説明をみんなで聞きながら、チェック箇所確認。

天井が高く、壁一面が強化ガラス張りで日当たりは最高です。
iichikoグランシアタ側の大きなガラスは開閉できるようになっていて、
1階はオープンカフェが検討されているそうです。

とにかく、大きな広いガラス張りが圧巻です。

身障者トイレのユニバーサルデザイン点検中





入口横に音声案内は、視覚障がい者の方は安心して使用できるかも知れませんね!!



しっかりと、大きなオムツかえシートがありました。

他の方は行かなかったのですが、
当センターとしては地下駐車場も気になったので点検してきました。



シンプルでおしゃれな車椅子マーク!! ですが、
薄暗い地下駐車場を運転しながらの身障者スペースを探す事を考えたら、
駐車スペース全体にブルーかグリーンで色付けの方が分かりやすいと、
当事者の立場からの職員の方へ意見をお伝えしました。



余談ですが・・・

電気自動車の充電スタンドも30分無料で設置されていました。
これからの電気自動車の普及に、しっかりと対応していますね!!

3つのグループに分かれてのユニバーサルデザイン調査は終わり、
それぞれのグループから出た意見の発表をしました。





設計者や県職員の方へ、口頭でも改善していただきたい箇所をお伝えしました。

視覚障がい者、聴覚障がい者、ベビーカー利用者等、車椅子利用者に限らず、
広く意見を聞く機会に触れて、私達スタッフもとても良い経験になりました。

多くの方が楽しく快適に利用できる美術館として、
来年4月の開館が待ち遠しいです♪

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