FixMyStreetを利用した官民協動街歩き
平成28年3月11日(金)FixMyStreetを利用した官民協動街歩きを行いました。
私たちは、障がい者・高齢者などが地域で安心・安全に生活していけるよう、
バリアフリーやユニバーサルデザインに関する普及・啓発活動を行っています。
現在、携帯アプリに「FixMystreet」というものがあり、道路の破損や危険個所・
不法投棄等を画像で報告し、速やかに補修等につなげられるようなシステムで、
全国でもいくつかの自治体ではこのアプリを活用しており、この別府市でも使わ
れております。
以前、私どもでいくつかの投稿をしたところ、別府市は迅速な道路保全対応をし
ていただき、一同感動しました。
そこで、この素晴らしい取り組みをもっと多くの方に知って頂き、別府市における
安心・安全のまちづくりに繋げていけるよう、また官公庁の方々にもわれわれ障
がい当事者目線での危険個所など知ってもらえれば…という思いで、官民が協
動し行なえる街歩きイベントを市内中心市街地で開催し、大成功に終わりました。
ただ、せっかくの取り組みですので、一回で終わらせるのはもったいないというこ
とで、今回は「太陽の家」があり障がい者も多く在住する亀川で第二回を開催い
たしました。
亀川駅を発着とし、A班は太陽の家がある西側を中心に、B班は県道642・645号
線沿いに大分方面へ調査しました。
このあたりは車いすの方も多く通られるのですが、歩道が線路に向かって狭く急な
坂だったり、歩道の上り口が陥没していたり、道路自体が破損していたり、歩道が
極端に傾き、車いすではかなりこぐのが困難だったりと、発見がたくさんありました。
また、市の道路河川課や国土交通省の方々にも実際に車いすに乗って障がい当
事者目線での体験していただき、より危険性を感じていただけました。
これらの個所は、もちろん予算等の関係もあり、報告後すべてが早急に改善され
るものではありません。
しかし、こういった行動はわれわれ障がい当事者だけではなく、市民としての義務
ではないでしょうか。
私たちはこれからも定期的にこのイベントを開催し、すべての方がより住みよい街
になるよう働きかけていきたいと思います。