8月16日、お盆明けのまだ「猛暑」といえる時期に、田の浦ビーチにて「ビーチス
ター・ジャリスターを用いた体験イベント」を行いました。
ビーチスターとは、水に濡れてもいい素材の座面に、幅約15センチ・直径30セン
チほどの大きなタイヤを3個付け、水にも浮く大きな浮き袋を両側に備えた水陸
両用の車両で、車椅子の方でも海に入って楽しめるものです。
また、ジャリスターとは同様の素材のものに、浮き袋はありませんが4つのタイヤ
を備えた車両で、こちらは前方に牽引バーが付いており、悪路でもスムーズな移
動ができるというものです。
この車両は、大分県ではもちろん九州にも初上陸したもので、これからの高齢者
・障がい者のアクティビティーの一つとして大いに活躍が期待できるものであり、
また災害時の避難等にもたいへん役に立つものと考えられます。
しかし、この素晴らしい車両も現状では認知度が低く、その役目を発揮する場が
ありません。そこで我々は補助金を活用してこの車両を購入し、この車両を使え
ばこれまで海に入ることすらできなかった方々に楽しさ伝えるお手伝いをしたい
とい考え、まずは、体験していただくこと・使い方を知ってもらうことを目的にこの
イベントを開催いたしました。
当日は、大分の実業団サッカーチーム「ヴェルスパ大分」の選手にもご参加いた
だき、介助等もお願いしながら進みました。途中、急な雷雨で一時遊泳禁止指令
が出、中断を余儀なくされることもありましたが、幸い長続きせず参加されたみな
さんも初のビーチスター・ジャリスター体験を満喫されたようです。
これからますます高齢化社会は進みます。また、障がい者差別禁止法の制定に
より障がい者が住みやすい社会・いろんなことに挑戦しやすい社会になるでしょう。
誰もが気兼ねせずに旅行ができ、これまで不可能と思っていたことに挑戦します。
この、「ビーチスター」「ジャリスター」はそんな方々に余暇を楽しむアイテムの一
環として活用していただきたい。
また災害時の避難等にも活用できることを知っていただきたいと思っています。
これからもこの思いで体験イベントを開催し、将来は各自治体にまた各ビーチに
置けるよう普及するために尽力したいと思います。